2007年10月16日火曜日

幸せの青い鳥

日曜日の公園は愛犬の品評会のようです。
アフガンハウンド、ゴールデンレトリバーなどの大型犬からテリアやプード
ルなどの小さな犬まで、どこから湧き出て来たのかと思うくらい大勢の人が
犬と散歩しています。


私は犬と暮らしたことがないのですが、子供の頃 隣の家の犬をよく散歩 に連れて歩きました。雑種ですが「ムサシ」という名前で、夜 隣家の玄関先 に座って、一緒にじゃれて遊んでいました。

犬は外で飼うものだと思っていましたが、今は中で飼っている家もかなり あるでしょう。そのせいか最近は関節炎や皮膚炎のワンちゃんが多いそうです。

贅沢な人間並みに肥満や生活習慣病も気にしてあげなければいけない時代と なりました。犬飼っている人は「ウチの犬」って言わず、「ウチの子」って言うのですね。それだけ家族同然のつもりで暮らしているんでしょう。
今やペットは生活に欠かせない癒しの存在となっています。

私の住むマンションは犬を飼えないので、金魚や小鳥など小動物を飼っています。残念な話ですが、実は10年ちかく飼っていたセキセイインコが土曜日に死んでしまったのです。子供からのメールで知ったときは、結構悲しい気持ちになりました。
日曜日には、家から見える桜の木の根元に子供と一緒に埋めてあげました。

ところで、幸せを招く青い鳥を探して旅をするチルチルとミチルの童話がありますが、いくら探しても見つからなかったけれど、夢から覚めたら、側にいる決して綺麗ではない小鳥が青い鳥になったという物語であったかと思います。

最近、「青い鳥症候群」といって、もっと良い職場、もっと良い環境を求めて転職を繰り返す若者が多いといいます。仮に良い職場に転職しても、また転職活動をしてしまうのはどいういうことでしょう。身近なことや足元にチャンスやキャリア構築の種は、探せばいくらでもあるのだと思うのですが・・・。

私たち人間は幸せになるために、生きているのだと信じていますが、情報が多すぎて今身近にある小さな幸せを見過ごしてしまうこともあるのでしょう。将来不安の裏返しかもしれません。その点、動物は単純ですよね。

今思えば 我が家のセキセイインコも「青い鳥」だったのかもしれません。ありがとう。ピーちゃん。

しかし・・・・
悲しみもつかの間、一晩明けて、子供は「また欲しい~」とセガんでおりました。

0 件のコメント: