2014年8月5日火曜日

知的サービス業

このところ、人手不足による飲食チェーンの過重労働問題が大きく取り沙汰されていました。
創業オーナー経営者が、ブラック企業では?との問いに、
ブラック企業の定義も状況も不確かな中で、悪いレッテルを張られるのは不本意であるというようなコメントを出していました。

たしかに、ブラック企業と決めつけられたら大変な痛手です。飲食サービス業は競争が激しいですから、美味しく、安く、そして安全に消費者に提供するには不断の経営努力が必要です。
事業拡大を果たした経営者の力量は相当なものだと誰もが認めるでしょう。
しかし、人間は機械ではありません。効率を求めすぎると目まぐるしさに翻弄されて疲弊が早まるような気がします。

オペレーションの秀逸さと、おもてなしの心持ちに長けた日本のサービス業は海外で通用する内容です。それだけにサービス業の現場は、安心して働ける職場に変えていってほしいものです。

一方、会計事務所もサービス業と言われて久しいですが、実際はクリエイティブな知的サービス業だと思います。
顧客は会計事務所に接客の良さを期待しているわけではなく、税や会計の専門分野で、良い提案があり、納得そして感動するくらいの問題解決力を発揮してもらいたいと考えています。

消費者は満足のいく結果に相応の対価を支払うはずです。
難しい資格を取得してプロのサービスを提供する会計人として、顧客を満足させるような仕事を追求していってもらいたいと願っています。

今日から税理士試験です。
顧客からの感謝を得られる素晴らしい仕事だと思いますので、是非大志を抱いて試験を乗り切ってほしいと願っています。


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