2011年3月15日火曜日

日本人の真髄

税理士・公認会計士の転職相談、採用支援ならREX

3月15日は税理士先生にとっては仕事の節目となる確定申告最終日。
しかし、いつもと違い日本中が大震災により重たい空気が流れています。

今回の東日本大震災におかれましては、
被災者並びにご関係の皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

さて、11日(金)の地震は、弊社オフィスでの面談中に起こりました。
揺れだした当初、直ぐに収まるだろうと思いながらいると、ゴゴゴゴ、
と音を立て、いつもと違う縦型の揺れとなり、これはかなり大きいな
と直感しました。

初めてお会いする方との面談中で、取り乱してはいけないと思いつつ、
18Fでもあり、スタッフに大声でドアを開けておくよう指示はしました。
自分はその場で踏ん張って、グラグラする間仕切りを抑えているだけで
精一杯でした。

やや収まったと思いきや、第二波がやってきました。
揺れは更に大きく感じました。まともに歩けません。

眼下に見えるビルは異常に揺れ、エアコンの室外機などが倒れる様が
全面ガラスの先に写りました。JR各線やゆりかもめも停車し、暫く
してレールの上を乗客が歩き出しました。

大きい揺れが止んだ後、電話とメールで外出している弊社スタッフに
連絡するも繋がりません。家族にも繋がりません。
無事でいて欲しいと祈るしかないことに気づかされました。

地震から2時間後くらいにスタッフが出先から徒歩で帰り18Fを上がって
来ました。家族全員の居場所も分かり安心しましたが、娘は家に帰る
手段が無いとの事でした。

夜になるまで各鉄道も回復見込みがなかったため、事務所に泊まる事を
覚悟しましたが、一部地下鉄と私鉄が復活した後に社員全員無事に帰宅
することができました。

その後メディアから伝わる東北地方の惨状はご存知の通り。
言葉に言い表せないほどの無常を感じます。

この事象から何を学ぶかは、人それぞれですが、日本人は危機には強い
と思いました。

電車が動き始め、駅は人で溢れかえっているものの、入場制限の指示に従い、
駅のホームで3列縦隊で整然と並んでいました。

その様子を見て、とても生真面目で、人に迷惑をかけない、そして和を
重んじる、まさに日本人の真髄を見た気がいたします。
日本人に生まれて良かったと思う瞬間でした。

復興に向け、日本が一つにまとまると信じています。

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