2007年9月17日月曜日

ダメなら、さっさとやめなさい!

No.1になるための成功法則「ダメならさっさとやめなさい!」 
セス・ゴーディン著 マガジンハウス

著者に関しては、かつて営業戦略上のヒントとして非常に参考になった
「パーミッションマーケティング」や「バイラルマーケティング」など、
新しいマーケティング理論の本を読んだことがあるが、
今回は引き際の大切さを教えてくれる内容である。

行き止まりにぶつかったら引き返せ!

運命の谷を見つけたら這い上がれ!

この2つの選択が、意思決定をすべきリーダーには重要な判断となる。

セス・ゴーディン曰く、

スーパースターとその他大勢とを分けるのは、行き止まりにぶつかったら
すぐに引き返せるかどうか、本当に大切なことだけに力を注ぎ続けられる
かどうか。

一方、ここを頑張れば一線越えられる、頂点を極める、NO.1になれる、
などといった「運命の谷」に出合ったら、必死に這い上がるべきである。

つまり、「違う」と思ったらやめる。「これだ」と思ったら、どこまでも粘り抜く。

この選択を勇気をもって実行することこそ、ベンチャーに求められている

本質なのではないだろうか。


起業から成長企業への軌跡・・・

新規プロジェクトを成功に導き更なる事業拡大を・・・・


確かに仕事でもキャリアでも、新しい道を切り開くことには至福の喜びが

得られるもの。しかし、理想は何処までも高く、簡単には投げ出さない

ベンチャースピリットの持ち主であっても、道なき道を耕して進むのだから

上手くいかないことは沢山ある。むしろ上手くいかないことのほうが多い。


心の叫びから湧き出た戦略は間違っていない。

喜んでくれる顧客が増えているのなら、そして確かな手ごたえを感じている

なら続けるべきである。むしろ、その戦術に問題がある場合が多いのだ。


戦術的に行き止まりになったら、直ぐにやめる勇気を持とう。やめることは

失敗ではない、ということを受け入れるだけでも勇気が出るではないか。


なにしろ、じっくり考えることが必要だ。

NO.1に選ばれるために。

岡村

0 件のコメント: